有機農産物とオーガニック
わたしが食べる物を選ぶことを始めて、化学調味料無添加の食材を求めるようになると
自然と有機野菜や有機畜産物などのオーガニック食品も求め始めました。
何気なく、有機農法やら、オーガニック食品やら、耳にしていたけれど、
実際、自分が真剣に選んで買うとなると…
「はて?有機とオーガニックって何か違うのかな?」
「有機野菜=無農薬野菜ってこと?」
と疑問が湧いてきました
調べ出すと、色々ややこしい定義はあるものの
有機=オーガニック です
化学的に合成された肥料及び農薬を避けることを基本として、多年生作物は最初の収穫前3年以上、それ以外の野菜や米なら播種(種まきのこと)または植え付け前2年間以上の間、堆肥などの土づくりを行ったほ場(田畑・農園のこと)において生産された農産物
とされています
ちなみに、政府に指定された安全性の高い農薬の使用は認められているので100%無農薬かというとそうとも限りません
参考までに、わたしが購入した有機野菜では、それが完全無農薬で除草剤も使っていない場合は、生産者の方がその努力をアピールされたいので、小さな生産者からのメモが入っていたり、『無農薬』とステッカーが貼ってあったりしますよ
この枝豆、うっとりするくらい、めちゃめちゃ美味しかった~(^^)
そして農林水産省の登録を受けた第3者機関である有機JAS(日本農林規格)の認証による格付け審査に合格したものが有機農産物となるわけです
その認証には、放射性物質が含まれていないことや遺伝子組み換え野菜ではないことも基準に含まれるそうです
また、有機農産物加工食品の添加物についても、可能な限り化学的なものが排除されています
もうひとつ気になるのが栄養価!
農薬を使用しないで栽培される野菜などは、野菜自身が害虫などから身を守らなくてはならないため、抗酸化物質を多く作るそうです
そのため有機栽培でない野菜に比べると、フェノール系抗酸化物質が65%も多く含まれているという研究結果があるそうですよ
病気や老化の原因である活性酸素を除去する働きがある抗酸化物質が多くふくまれていて、ビタミン類の栄養価も多く含まれているのです
あっぱれ、有機農産物!なのですが
生産者の方々からすれば、強い信念を持って取り組まなければならない大変な作業なわけですね
そこには、きっと、太陽と水と土、そこに生きる微生物らの恵みを生かすことで
化学肥料に頼らない、安全・安心でおいしい作物を作ること、
そして、この地球上の生命を育む自然環境を守るということを実践してくださっている方々の努力があるわけです
今日も、自然の恵みと、それらを育てて作ってくださった方に
いただきます